April 20, 2005

静岡・藁科川の産廃問題

藁科川が流れる静岡県吉津地区をネット検索すると、焼却灰を放置し続けている産業廃棄物の業者と行政のやり取りを見ることができた。テレビでは、その産業廃棄物業者にも取材していたが、すでに会社は倒産、金銭的に撤去はできないと言っていた。行政側は、業者に「指導」をしてきた経過があるし、業者もそれに応えている、よって、行政代執行などの処分は行わないことを繰り返していた。しかし、17年の長きに渡って、改善されない状況を見たら、それはないだろうと誰もが思うことくらいはわかる筈だ。気になるダイオキシンは、元業者の測定値は約860pg、地元住民の測定値は約3300pg、これは環境基準の3倍強、また住民の井戸水からは、セレンという物質が基準値の6倍以上の値が検出された。人里離れた場所にある、このような不法産業廃棄物処理場は、わかっているだけでも、静岡には約30ヶ所、全国では約2300ヶ所あるらしい。

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April 19, 2005

静岡・藁科川~憤慨リポート視聴

水が綺麗で鮎もうまい、藁品川はそういう川だと30分前まで思っていた。夕方のNTVの憤慨リポートというコーナーを見て、愕然とした。17年も前から、川の上流部に産業廃棄物処理業者が、産業廃棄物を持ち込み、焼却処分(とっても野焼き)した灰がそのまま放置され続けているというのだ。とにかく何でも燃やして、残った灰を業者所有の土地に積んで放置していたとのことだった。廃棄物を持ち込んだ山が崩落して、電柱などのコンクリートやガラスの破片が落ちて、川を埋めていた箇所もあった。この地域の人たちは井戸水を汲んで生活していたが、安心して水が使えず、ペットボトルの水を買い込んで飲料水にしていた。住民側と行政のやり取りも放映されていたが、行政側は愚にもつかない答弁を繰り返すのみであった。

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