静岡・藁科川の産廃問題
藁科川が流れる静岡県吉津地区をネット検索すると、焼却灰を放置し続けている産業廃棄物の業者と行政のやり取りを見ることができた。テレビでは、その産業廃棄物業者にも取材していたが、すでに会社は倒産、金銭的に撤去はできないと言っていた。行政側は、業者に「指導」をしてきた経過があるし、業者もそれに応えている、よって、行政代執行などの処分は行わないことを繰り返していた。しかし、17年の長きに渡って、改善されない状況を見たら、それはないだろうと誰もが思うことくらいはわかる筈だ。気になるダイオキシンは、元業者の測定値は約860pg、地元住民の測定値は約3300pg、これは環境基準の3倍強、また住民の井戸水からは、セレンという物質が基準値の6倍以上の値が検出された。人里離れた場所にある、このような不法産業廃棄物処理場は、わかっているだけでも、静岡には約30ヶ所、全国では約2300ヶ所あるらしい。
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