稲むらの火
時々、日本防災士会のスキルアップ研修を受ける。最近はZoomで自宅で受講できるのはありがたい。先月、歴史に学ぶ地震災害という講義の中で、稲むらの火(いなむらのひ)という話を聞いた。Wikipediaによると、稲むらの火は、1854年(嘉永7年/安政元年)の安政南海地震津波に際しての出来事をもとに小泉八雲が英語で書いた作品を、中井常蔵氏が翻訳した物語だ。庄屋の五兵衛は地震の後、海水が引くのを見て津波の襲来を予見し、それを村人に知らせるために、刈ったばかりの稲むらに火を付けた。火事だと思った村人たちは高台にある庄屋の家に集まった。そのおかげで、津波の襲来を免れたという話だ。機転は大事だが、時々、地震や地滑り、洪水が起きた時はこうするということを確認しておく必要がある。久しぶりに良い話を聞くことができた。
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