ペットロス
我が家で生まれ育った〝デブリン〟という猫が、昨日の朝、永眠した。13歳だった。〝デブリン〟という名前の通り、かなり太っていたのだが、死んだ時は2.5キロと相当に痩せてしまった。この猫は生まれた時から、他の兄弟猫と比べるとトロいやつだった。いつも母猫のおっぱいからあぶれてばかりいた。母猫もそれがわかっていたようで、こいつの面倒は面倒がらずによく見ていた。
近所の家の電動シャッター車庫内に閉じ込められたのもコイツだけだったし、隣の屋根から降りられなかったのもコイツだけだった。木に登って降りられなくなったのもコイツだった。テレビに鳥などが出ると、画面に飛び込んで行ったのもコイツだけだった。
昨日の午後、厚木メモリアルパークにデブの遺体を運び、個別葬の手続きをした。一番トロいやつだったが、私が帰宅すると、一番早く出迎えに出るやつだっただけに、あれこれ思い出されて、うるうる来てしまった。手のかかる奴はかわいいというが、本当にそうだった。今は、13年間、私を癒してくれた感謝の気持ちでいっぱいである。
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