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April 04, 2008

養老訓

新潮社から養老孟史氏の本が出たので、読んでみることにした。読んでいくと、鮎のことが出てきた。当然、どのメーカーの竿が良いとか、人より数を釣る方法とかではない。釣りをしていると、年々、水質が悪くなり、川に堆積する砂量が増えているといったことは、誰しも気付くことである。どこに問題があって、個人レベルで何ができるのか、そういうことを考えて実践していくことが大切だというようなことが書かれていた。鮎の話は一つの例なのだが、仕事や子育て、趣味を通して、何か世間に貢献できることを考えていくことが、結局は自分らしく活きるということに繋がるようだ。世の中あっての自分という意識がないと、自分の釣果だけの自己中心的な釣りになってしまうということだろう。

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