プロフェッショナル~仕事の流儀
NHKのプロの流儀の特別番組に、将棋の羽生義治さんが出ていた。番組内で羽生さんが語った言葉をメモしてみた。
- 他力で、勝つ。
- スランプも3年続けば実力
- 勝つも実力、負けるも実力
- 直感は価値観で磨かれる。
- 直感とは、自分の積み重ねから、迷いなく浮かび上がってきたもの
- (あるテーマを)継続(できること)が、一番の才能
スランプも3年続けば…というのは、ちょっと耳が痛かったが、どれも含蓄のある言葉だ。 他力で勝つというのは、相手にうまく先手を打たせて、それに対応する形で勝利を収めるということらしい。トップレベル同士の対局になると、どちらも、相手に悟られないように、相手から仕掛けてきたという展開に持ち込もうとするようだ。こういう駆け引きをできるようになりたいものだ。
釣り人が、餌を自然に違和感なく食べれるようにプレゼンテーションして、その日その時の魚のコンディションやフィニッシュパターンを把握できれば、〝他力の勝ち〟に繋がるのだろうが、私の場合は、相手に見透かされていることに気付かずに、無駄な動きをしていることが多いに違いない。
釣りでは、豊漁に笑う年もあれば貧果に泣く年もある。状況に応じて、釣り方も変えないといけないし、そういう意味では課題は尽きない。自分が極めようと思ったことを継続して取り組んでいけたら楽しいことだ。そこから新たな局面が見えてくることも多い筈だ。だが、あるテーマを、ペースを持続しながら取り組み続けて行くということは意外と難しい。それだけに、〝継続(できる)〟ということは、確かに大きな才能なのであろう。
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