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October 26, 2006

今季の鮎

今季の鮎の釣行は30数回だった。7月に夏風邪を引いてしまったため、例年より少ない回数である。行った河川は、狩野川、持越川、興津川、神流川、気田川、天竜川、飯田松川、四万十川、目黒川、相模川、中津川、奥道志川、那賀川、河津川、上川の15河川だった。年々、川底に堆積している砂が多くなって、石の周りに砂が舞ってしまい、鮎がアカと一緒に砂を食してしまっているようである。ワタまで食べられる鮎が少なくなっているのは寂しい限りである。私の主観的な感想だが、今季の鮎の中で、もっとも香りが良いなぁと感じたのは、奥道志の鮎であった。

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October 15, 2006

四万十川の由来?②

四万十川の由来もいくつかあって、地球物理学者の寺田寅彦氏が随筆の中で書いたアイヌ語説は有名だ。〝し〟は〝すこぶる〟、〝まんと(マムタ)〟は〝美しい〟、というアイヌ語から来たという話である。英語で言うとvery beautifuというところだろうか。どうも、これは、こんな見方や考え方をしたら興味深いのではないかという寺田氏の発想だったようだ。それが人々のロマンという想像力を刺激したのか、この説が不思議と広まる結果に繋がったのかもしれない。秋の夜長に、釣りに行った場所の歴史や言い伝えなどを調べてみるのも楽しいものである。

寺田氏がこの仮説を発表したのが昭和の初期…。今の時代に、寺田氏が自身のHPでこの手の話をシリーズ掲載したら、さぞかし面白かっただろうと思う。それこそ、ハンカチ王子ならぬブログ王子には間違いなくなった筈であろう。

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October 01, 2006

四万十川の由来?

東京の青山という地名は、徳川家康の家臣の青山某から取ったとのこと。青山某は、鷹狩りが趣味だった家康のために良いポイントを探し出してきた功績を認められたという話を聞いたことがある。こんな感じで、四万十についても調べてみた。

06920shimantogawa_004 Pict0789 1575年に「渡川の戦い」という土佐統一の戦があったらしい。渡川(わたりがわ)というのが、四万十川のオフィシャルな名前のようだ。四万十川の中流域に四万川という四万もの川が流れる川があり、それほどのスケールの大きな川が集結してできたのが四万十川ということみたいだ。〝十〟は集まるという意味なのだそうだ。

今年の9月に四万十川に行ったが、大自然からのパワーをもらえるような、不思議な気持ちになる川であった。

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