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September 18, 2006

鮎釣り情報化時代

昨今の情報伝達の早さは凄いなぁと改めて実感した。例えば、相模川で28cmが出たというと、その翌日から釣り人がどっと押し寄せるという状況が続いていた。ここ数年、閑古鳥が鳴いていた高田橋あたりも、大物のアタリを求める釣り人で賑わっていた。支流の中津川でも同様の現象が起きていた。3~4年ほど前は大量の天然遡上に湧いていたが、ここしばらくは天然遡上が激減し、放流に頼らざるを得なくなった。7月くらいまでに段階的に放流した人工海産等の鮎は、8月後半~9月前半にかけて、尺近くまで成長し、釣り人を楽しませてくれるターゲットになることは確かなようだ。

今は、漁協HPの釣果報告欄も充実し、連日、正確な情報を伝えてくれている。ありがたいことである。戦国時代の真田幸村は居ながらにして、全国の武将の動向を把握できていたらしいが、それは各地に派遣していた十勇士の働きによるものである。釣りに話を戻すと、個人レベルでも、全国の鮎の動向を把握できる情報網を確立している人も多い。現代の鮎釣りというのは、戦国武将さながらの情報収集能力、情報分析の占める割合も大きなものがある。

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September 01, 2006

試合の駆け引き

8月19日リバーノウティの例会でのこと、この日は参加者を2グループに分け、午前と午後2試合を行った。午前・午後ともに、1時間半ごとに上流と下流の釣り場を交換して、合計6時間の総釣果で勝敗を決めるというルールだった。

午後のエリア交代後、私はAとBのポイントで数匹ずつ野鮎を掛け、その後、本命のCポイントに入ろう、あそこなら4~5匹は確実に掛けられるだろうと目論んでいた。C地点周辺には人もいなかったので、AとBのポイントで竿を出して行ったが、芳しい反応はなかった。やっぱりCだなぁ…と移動しようとした時である。「ま、まさか…」、下流から上がって来る松林会長の姿が目に入った。大きな体躯からは想像もできない程の素早さでCポイントに入り、予想通り、5匹ほどの野鮎を掛け、また移動してしまった。

「しまったぁ、あそこから来るとは…」思いも寄らなかった。これは迂闊だった。試合後に松林会長から話を聞いたが、私があそこのポイントに入るのがわかったので先手を打ったということのようだ。相手の心理を読み、自分の作戦を臨機応変に立て直していくということに関しては、さすがに試合巧者である。いやはや、参りました…<(_ _)>。

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