鮎釣り情報化時代
昨今の情報伝達の早さは凄いなぁと改めて実感した。例えば、相模川で28cmが出たというと、その翌日から釣り人がどっと押し寄せるという状況が続いていた。ここ数年、閑古鳥が鳴いていた高田橋あたりも、大物のアタリを求める釣り人で賑わっていた。支流の中津川でも同様の現象が起きていた。3~4年ほど前は大量の天然遡上に湧いていたが、ここしばらくは天然遡上が激減し、放流に頼らざるを得なくなった。7月くらいまでに段階的に放流した人工海産等の鮎は、8月後半~9月前半にかけて、尺近くまで成長し、釣り人を楽しませてくれるターゲットになることは確かなようだ。
今は、漁協HPの釣果報告欄も充実し、連日、正確な情報を伝えてくれている。ありがたいことである。戦国時代の真田幸村は居ながらにして、全国の武将の動向を把握できていたらしいが、それは各地に派遣していた十勇士の働きによるものである。釣りに話を戻すと、個人レベルでも、全国の鮎の動向を把握できる情報網を確立している人も多い。現代の鮎釣りというのは、戦国武将さながらの情報収集能力、情報分析の占める割合も大きなものがある。
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