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February 19, 2006

思い出に残るツワモノ①~道志川

そろそろ渓流解禁。忘れられない釣りシーンというのは誰にもあるだろうが、今回は、釣り上げるのに3日も掛かったヤマメの話、見方を変えれば、一尾のヤマメを釣るのに、3日も掛かってしまった釣り人の話…。

「奴は必ずあそこにいる、絶対いる」そう思いながら、〝自称万年中級釣り士〟の鮎太郎は、道志川の山道を降りて行った。実は、前日に一尾のヤマメに散々にしてやられたのだった。その日は、キンパクという黄色いこおろぎに似た川虫をメインに使っていた。何匹か釣って、かなり気分も良くなっていた。鼻歌交じりでエサを流していた時に、そのヤマメとの接触があった。アタリは出るのに針掛かりしない。それどころか、エサの半分だけ齧り取られていたのだった。零釣法という釣り方の鮎太郎は、仕掛けをフロロカーボンの0.1号からナイロン0.08号、針を細地袖の2号に変えた。やっと針掛かりさせたものの、2回も首を振られて針を外されてしまった。さすがに3度目はなく、奴は、自分の棲み処へ逃げたようだった。10回エサを流して、ことごとくエサを齧られ、針掛かりした2回も外されては完敗であった。「凄い奴がいるなぁ…」と、鮎太郎は深々と頭を下げ、釣り場を後にした。 つづく

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