背針、オモリの前に、基本ありき
極楽背針に取り憑かれてからは、背針が外せなくなってしまった。それから、スーパーウェポンなど、それ以外の背針も試してみた。流れのきつくないところでは、スーパーウェポンは素晴らしいシステムだと思ったが、流れのきついところでは極楽の方に分があるようだった。それに極楽背針は、流れの緩いところでは、立て竿オバセで泳がせをして、流れのきついところに行ったら、竿を寝かせて、おとり鮎を止める、竿先のテンションで引き上げる…、こういった感じで、いろんな状況に対応していける優れたアイテムだと思われた。確かに、そうなのだと思うのだが、背針効果を過信するあまりに、おとりを引っ張り過ぎてしまう、丁寧さに欠けてしまうといった落とし穴もあると思われた。自分の釣りを振り返ってみて、狩野川の植田正光氏や苦楽研人師匠の釣りを見るにつけ、その思いを強くした次第である。基礎がなければ、いかに優れたアイテムでも宝の持ち腐れである。常勝トーナメンターや名手、名人と呼ばれている人達は、状況に応じた、上手な使い分けができているに違いない。
10月1日(土)狩野川に行ったが、魚も若く、きれいであったので、まだまだ、楽しめるという気がした。
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