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July 21, 2005

おとり鮎からの伝言

四万十に行った時の、Ayutarou君のあちきの扱いには参ったぜよ。もちっと、優しくしてくれないと困るぜよ。まず、鼻環を通す時に、あんなにギュ~ッと握ったらいかんぜよ。小指で尻を軽く押さえて、人差し指で顔をちょっと横に向ける感じにしてくれるとありがたいぜよ。うまい人は鼻環が通ったかどうか気付かないうちに、スーッと通してくれるのによぉ、Ayutarou君がやると、いつも鼻血ブーだぜよ。人間だって、鼻血出しながらのマラソンはきついんじゃぁねえのかい?Ayutarou君、あちきの話はここからが本題だぜよ。次は逆針、この写真をみてもらいたいぜよ。PICT0795こんなに傷付けられちゃ、たまらんぜよ。あちきが、尻尾をバタつかせて嫌だってメッセージを送ってるのに、ズブズブ刺しやがって・・・。苦楽研人師匠のおとり鮎は、あんなにきれいだぜよ。それに、やっとこ、川に放たれたと思ったら、けが人のあちきを労わるどころか、竿で引き回しすぎだぜよ。PICT0796
あちきは、いつまでも黒々と艶っぽくいたいのに、あれじゃ、すぐチアノーゼ状態だぜよ。あんたSかい?ちと小耳に挟んだ話だと、あんたのおとり鮎をやらさえた稚鮎だが、あまりにもひどい虐待だってんで、川の中の児童相談所に駆け込んでるヤツが多いらしいぜよ。


いやいや、その通りでございます。四万十川に行った時は、急激な水温上昇で、移動運搬の時もこまめに氷を補給したり、傷をつけないようにしないと、すぐ弱ってしまいました。おとりが弱ると、友釣りは成立しません。一におとり、二に場所・・・、おとり鮎の扱いの(私の)脳内革命が必要だと痛感した釣行でございました。

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July 19, 2005

異文化コミュニケーション

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最後の清流、四万十川に行って来た。四万十の釣り人は、スケールの大きな本流の瀬で、鮎を掛けることにロマンを感じているようだ。九州宮崎の一ツ瀬川に行った時も、早瀬荒瀬で大鮎を仕留めることに情熱を傾けているのが伝わって来た。そういう楽しみ方が、脈々と、DNA遺伝子の中に刷り込まれているような印象を受けた。地元の名手達は、流れがきついから、必要なアイテムとして、硬調子の竿に錘や背針を上手な組み合わせで使っていた。一方、狩野川では、ノーマル仕掛けの泳がせ主体の釣り方である。ターゲットにする魚のサイズや種類、その土地の風土によって、友釣りにおける価値観や釣り方に違いが出るのは、とても非常に興味深い現象である。simanto5

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July 12, 2005

破壊王

掛け針を巻きながら、ニュース番組を見ていたら、古館伊知郎氏が、橋本真也選手の訃報を伝えた。突然の訃報に、思わず、大きな声を出してしまった。私は、テレビ朝日のゴールデンタイム放送の頃から、大のプロレスファンである。不器用だけど、一生懸命なファイトをする橋本選手が好きだった。橋本選手を見習って、ダムの破壊王になるぞなどと意気込んだこともあっただけに、とても残念だ。同じレスラーの天龍源一郎選手は、56歳の今もバリバリのトップレスラーだ。何もかもこれからだというのに、40歳はあまりに早すぎる。心よりご冥福をお祈りいたします。

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July 10, 2005

大会・競技会

最初に大会に出たのは、地元で開催されたシマノ鮎竿愛用者IN相模川(2000年8月)という大会だった。高松さんと小倉さんがデモンストレーションをするというのに興味を惹かれ、エントリーした。その時は、あまり釣れなかったが、予選を通過し、決勝では8位だった。それから、年に数回は、メーカー主催の大会とか競技会に出るようになったが、以降はあまりパッとしない戦績が続いている。大会、競技会も、大人数を篩いにかける方法と、1時間ごとに上下流の釣り座を交換するマンツーマン方式などがある。特に、マンツーマンの試合の時は、相手選手の人柄、釣りに対する思いなどを垣間見ることもできて、とても参考になる。最近では、その地域独特の釣り方、土地柄を知ることに興味があって、今年は、行ったことのない河川での大会にエントリーして、那珂川に行って来た。那珂川の印象については、また、書きたいと思う。

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July 04, 2005

品格

TVで野球中継を見ていると、「~らしいバッティング・・・」という解説をよく耳にする。これは、しっかりとした基本があった上での〝個性〟のことだ。私のような、基本がなっていない我流の技術のことを、〝クセ〟と言う。話を戻すと、個性というのは、「その〝人〟らしさ」のことだが、やはり大切なのは、人としての素養だろう。プレイの合間に垣間見える、その人の知性や教養、謙虚さなどが、他者を惹きつけるのである。さらに、品性や人格を磨いて、高みに昇り詰めた人達のことを、畏敬の念を込めて、剣聖、棋聖、釣聖と言ったりする。私のような凡人には、そこまでは無理だろうが、40歳を過ぎて自己チューというのも情けない。先ずはモラルとマナーの遵守、これから始めよう。これは、宮崎での釣り旅を通して、改めて感じたことである。

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