とかくこの世は住みずらい?
6月4日に神流川の解禁に出かけてきた。そこそこ釣れたので良かったのだが、マナーの悪い釣り人が多いのには驚かされた。私も、自然豊かな場所で排気ガスを撒き散らし、路上駐車をすることもあり、偉そうに言える立場ではないのだが、それにしてもひどかった。エピソードをいくつか紹介すると、私がおとりを交換してる間に、目の前に入って来る、私が数尾釣ると、私のおとり鮎の近くにおとり鮎を入れて来る、鮎がいる場所をバシャバシャと歩く・・・、とこんな感じである。しかも、つげ笠を被った数人のグループが同じようなことをしていくのである。カンニングの竹山がいたら、大変なガチンコ勝負になったのは間違いない。友釣りは、鮎の縄張りにおとり鮎を侵入させて野鮎を掛ける釣りである。釣り人も、縄張りを主張してケンカをしたら、ちょっと洒落にならない。川入りする前に、コンビニで夏目漱石先生の千円札で買い物をしたが、「智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくこの世は住みにくい。」、草枕の書き出しの言葉が思い起こされた。昨今の鮎釣りは、鮎に取っても、釣り人にとっても、住みにくい、釣りずらい環境なのである。
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