マナー
解禁二日目の道志川でのこと、私が両国橋下の瀬肩のトロで、静かに泳がせをしていた時のことである。いきなり、高齢の釣り人が、バシャ~ン!と真鋳のおとり缶を水に浸け、私のおとりの側をバシャバシャと音を立てながら、対岸に徒渉していったのである。鮎が散ったのが、はっきりと目視できた。それから、その人は、そこでやろうと決めていたのだろうか、下の瀬の狭いスペースに入っていった。あまりの強引さに、先に竿を出していた人が、遠慮してどいてしまっていた。午後、その人の対面で竿を出したが、
解禁二日目の道志川でのこと、私が両国橋下の瀬肩のトロで、静かに泳がせをしていた時のことである。いきなり、高齢の釣り人が、バシャ~ン!と真鋳のおとり缶を水に浸け、私のおとりの側をバシャバシャと音を立てながら、対岸に徒渉していったのである。鮎が散ったのが、はっきりと目視できた。それから、その人は、そこでやろうと決めていたのだろうか、下の瀬の狭いスペースに入っていった。あまりの強引さに、先に竿を出していた人が、遠慮してどいてしまっていた。午後、その人の対面で竿を出したが、
解禁2日目の道志川で、友釣りをしていた人に、「釣れてますか?」と聞いてみた。合計19人に聞いてみたが、即答してくれたのは一人だけだった。この人は一ヶ所で18尾の釣果だった。
あとは、3~5秒後に、「ダメ!」「釣れないよ」「魚いないよ」との返答だった。振り返ったら井上和香でもいれば、もっと話してくれたのだろうが、わけのわからないオヤジでは、答えてくれただけでもありがたいことである。さらに釣果を聞いてみると、5~10本というところが多かった。釣れている時は、釣り人の脇を通ると、「バラシが多くってさぁ」などと余裕のコメントが聞かれるが、釣れてない時は、一瞥すらしない、ぎすぎすした感じである。放流鮎は、海産、湖産、人工産を、どういう割合で入れたのか、入れる予定なのかわからないが、昨日の解禁日でかなり釣られてしまったようである。小さい魚は、緩い流れに群れているので、増水後が楽しみでもある。水はきれいだし、渓相も良いし、素晴らしい川である。病気の鮎もいたので、今後、蔓延しないよう祈りたい。
鮎が確実に釣れる解禁日とかに針の調子を試したりしている。今年は、G社のCueという針を巻いて、神流川の解禁に臨んだが、5匹連続でバラしてしまった。他の針に替えると、Cueでは掛からなかった小ぶりの鮎まで拾うようになった。ちなみにハリス、仕掛けは同じである。今日の狩野川でも、その疑問を解決すべく、Cueを使ってみたが、同じだった。実は、昨日の中津でも同じだった。誤解のないように言っておくが、去年はかなり実績の高い針だったのだが、なぜなのだろう?ただ、掛かる時は、背掛かりでバッチリ掛かって来る。他の針は、口や腹掛かりが多くなる。何か使い方が間違っているのかもしれない。迷った時は、潜って、じっくり見てみよう。
今日、狩野川に行ったが、釣れる鮎はくみ上げ海産ばかり、時に遡上したての小鮎も掛かる。底石がピカピカに磨かれているのには驚いた。海産鮎は、デリケートな泳がせテクが求められる。私は、我慢できずに、引っ張ってしまうのだが、困ったものだ。写真は、デジカメのレンズ前に偏光メガネを付けて、嵯峨沢橋上から下流を撮ったものです。
川と橋というのは、切っても切れないものだ。時々、中津川の馬渡橋に鮎釣りに行きたくなる理由は、この川と橋の景観が好きだからだ。
昨日も中津川に鮎釣りに行ったが、思うような釣りができなかったので、今日も行ってしまった。6月10日に宮ヶ瀬ダムのコンピューターの故障で、一時、放水が止まり減水したようだが、今日の水量はほぼ平水。ただ、アカの状態は良くない。この橋の上に大きな渕があり、その渕には、鮎がたくさん群れていたし、橋の上からは鮎の姿も見えた。ポイントによって、かなりの釣果ムラがあるようだ。
解禁前から、まとまった雨が降っておらず、アカ腐れもひどく、土用隠れに近い状態になっているのではないだろうか。今日は16時頃から、石裏におとりを入れると、背掛かりで良い型の鮎がいくつか掛かった。大き目の石のエグレとか、アカがある場所も限られているのかもしれない。雨が降って水が出て、新アカが再生されれば、釣れ出すのではないだろうか。そんな印象を持ったが、私の得意の楽観でないことを祈りたいものだ。
日本が北朝鮮に勝って、W杯出場を決めた。宮本選手のキャプテンシーは素晴らしいの一言に尽きる。神様の監督ジーコと中田ヒデという天才を擁するチームの意思を良く一つにまとめあげたと思う。自分達の意思で決めた戦術で、気持ちよく楽しそうにサッカーをしているイレブンの姿が、とても眩しく感じられた。ドイツでの健闘を祈りたい。Cngraturations!
6月4日に神流川の解禁に出かけてきた。そこそこ釣れたので良かったのだが、マナーの悪い釣り人が多いのには驚かされた。私も、自然豊かな場所で排気ガスを撒き散らし、路上駐車をすることもあり、偉そうに言える立場ではないのだが、それにしてもひどかった。エピソードをいくつか紹介すると、私がおとりを交換してる間に、目の前に入って来る、私が数尾釣ると、私のおとり鮎の近くにおとり鮎を入れて来る、鮎がいる場所をバシャバシャと歩く・・・、とこんな感じである。しかも、つげ笠を被った数人のグループが同じようなことをしていくのである。カンニングの竹山がいたら、大変なガチンコ勝負になったのは間違いない。友釣りは、鮎の縄張りにおとり鮎を侵入させて野鮎を掛ける釣りである。釣り人も、縄張りを主張してケンカをしたら、ちょっと洒落にならない。川入りする前に、コンビニで夏目漱石先生の千円札で買い物をしたが、「智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくこの世は住みにくい。」、草枕の書き出しの言葉が思い起こされた。昨今の鮎釣りは、鮎に取っても、釣り人にとっても、住みにくい、釣りずらい環境なのである。
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