性悪説
いやはや、TVを付けても、気分が悪くなるニュースが多くて困る。スポーツの世界では、38歳の有森裕子さんのマラソン復活宣言、ゴルフの岡本綾子さんの殿堂入りなど、嬉しいニュースもある。だが、JR西日本の電車脱線事故の被害者を装って見舞金を詐取したり、認知障害の高齢者から莫大なリフォーム代金をせしめ取ったりと、目を覆いたくなる事件ばかりだ。認知障害というのは、自分で適切な判断をするのが難しいということだ。そういう人が地域で一人で生活する場合は、市が中心にサポート体制を組むと思うのだが、国も、成年後見人制度がきちんと機能するように見直しをすべきであろう。この被害者に代わって、富士宮市が代金返還の訴訟を起こすそうだが、そうならないための手立てを早急に構築していただきたい。釣りに行くと、大体が田舎だから、人情の機微などに触れることができるのだが、こういう事件が起こるのは都会が多い。大都市では性悪説に立って、物事を考えなければいけないようだ、残念ながら。
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