ああ、ニッポンの川
先日、静岡県の興津川に行ってきた。目的は、鮎を見ること、そしてアマゴ釣り。僕の地元の相模川・中津川は、ここ数年、天然遡上が物凄く多かった。この時期、どこへ行っても、鮎が視認できたほどである。それに較べると、今年の興津の遡上量は、現段階では、少ないような印象を受けた。放流鮎は、流れが緩くて、水深のあるところに群れていた。私が出掛ける前の2日間は雨が降ったのだが、あれくらいの雨では、石の垢ぐされや川底の砂を洗い流すには至らなかったようだ。川は渇水だった。午後は、本流、支流の上流部でアマゴ釣りをしたが、大きな堰堤が多いのにはびっくりした。大きな堰堤は、当然、魚止め、それ以上は魚は上がれない。我々は、大きな堰堤と堰堤の間に、漁協が放流した魚を釣っているわけである。おそらく、解禁して、殆どが釣り切られてしまうだろう。このニッポンには、人の手の入っていない川はどれくらい残っているのだろう。憂いを込めて、ああ、ニッポンの川・・・。
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Comments
ほぉ~ なるほど~
自然だけど天然じゃないような?
日本人は貪欲だから、ありのままを楽しんだり許すって難しいのかもしれませんねぇ。
私なんてすぐ損した気分になってしまいますもの(-_-;)
Posted by: きくちゃん | April 17, 2005 01:10 PM
10年前と今を較べると、川によっては、川底に砂が多くなったり、川虫がいなくなったり、水質に変化が悪くなるのを感じてしまうところもあります、残念ながら。釣りを楽しむために、川に行っているのに、嫌が上にも危機感を感じてしまうことも往々にしてあります。
Posted by: Ayutarou | April 17, 2005 10:07 PM