静岡・藁科川の産廃問題
藁科川が流れる静岡県吉津地区をネット検索すると、焼却灰を放置し続けている産業廃棄物の業者と行政のやり取りを見ることができた。テレビでは、その産業廃棄物業者にも取材していたが、すでに会社は倒産、金銭的に撤去はできないと言っていた。行政側は、業者に「指導」をしてきた経過があるし、業者もそれに応えている、よって、行政代執行などの処分は行わないことを繰り返していた。しかし、17年の長きに渡って、改善されない状況を見たら、それはないだろうと誰もが思うことくらいはわかる筈だ。気になるダイオキシンは、元業者の測定値は約860pg、地元住民の測定値は約3300pg、これは環境基準の3倍強、また住民の井戸水からは、セレンという物質が基準値の6倍以上の値が検出された。人里離れた場所にある、このような不法産業廃棄物処理場は、わかっているだけでも、静岡には約30ヶ所、全国では約2300ヶ所あるらしい。
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» 指定都市市長会で「吉津ダイオキシン問題」は話題になっているか? [真田しゅうりんの日記帳]
●「環境に先駆的役割を」 政令市市長が静岡に集結
全国の政令指定都市14市の市長で組織する指定都市市長会が25日、環境をテーマにした会議を静岡市清水区のホテルで開催した。26日までの2日間、京都議定書の発効を踏まえ、政令指定都市として先駆的な役割を果たすための取り組み方などを考える。
25日午後2時から始まった会議には、大阪市を除く13市の市長らが出席した。開催都市を代表し小嶋善吉静岡市長が「私たち市政を預かる者には豊かな自然を守り、後世に引き継ぐ使命が課せられている」と会議に対する決意... [Read More]
Tracked on May 26, 2005 08:47 PM
» 行政代執行 [行政のしくみ]
行政代執行行政代執行(ぎょうせいだいしっこう)とは、行政上の強制執行の一種。義務者が行政上の義務を履行しない場合に、行政庁が、自ら義務者のなすべき行為をなし、又は第三者をしてこれをなさしめ、その費用を義務者から徴収することをいう(行政代執行法1条、2条)。単に「代執行」ともいう。代執行の対象となるの...... [Read More]
Tracked on August 07, 2005 04:29 PM
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