開竿の儀
そろそろ渓流解禁、各地の状況が気になり始める頃だ。この時季は、ワカサギや海への想いも引きずっているから、実にそわそわした気分だ。けじめを付けるのが苦手な私は、「納竿の儀」というのをやらないと気持ちの切り替えがうまくできない。この日がわかさぎ釣りのラスト釣行と決めて出かけるのだが、あと一匹もう一匹と、未練がましいこと、この上ない。帰宅後、和竿であれば、椿油で竿の汚れを取り、埃がつかないように収納して、はじめて気持ちの整理が付くという状態である。今年も、もうすぐ「開竿の儀」を迎えるわけだが、新たな気分で、仕舞ってあった竿を手にするのが、これまた、この上ない快感である。
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