逆転の発想
破天荒釣り師を読んでいるが、「逆転の発想」という言葉が良く出てくる。釣りを嗜む者にとっては、たくさんの数の魚を釣りたいとか、誰も釣ったことのない大物をあげてみたいという想いは、誰しも持っている。一方、釣りの世界にも、ここではこういうやり方が通例だ、というような固定観念のようなものがある。従来のやり方で、大物や数が出ない場合は、自分で釣り方を工夫しなければいけない。それが「逆転の発想」だ。近藤j市太郎氏が伝説の名人といわれる所以も、その柔軟で大胆な発想にある。60cm級のヘラブナは、
四季のうち、いつが一番釣り易いか、その魚はどの時間に、どんな道筋を通っているのか、常人では思いもつかない方法で観察をし、新たな釣り方を編み出していった結果が『市太郎釣り』というオリジナルな発想なのである。失敗は付き物、いろいろなことを試しながら、釣りを楽しみたいものである。来週は、初めてのキス釣りに行く予定だが、エサのゴカイを付けるのに、渓流のミミズ通しでやってみたいと思っている。誤解のないように言っておくが、これは〝逆転の発想〟ではなく、単なる思い付きである。
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